ハードカバー

ここでは,私がお薦めしたいハードカバー書の紹介をしていきます。


評価項目は以下のとおりですが,あくまで私個人の独断ですので御注意ください。

総合:100点満点つけた総合評価です。
知識:その本がどれだけ知識を収集できるかです。
教養:その本でどれだけ教養が身に付くかです。
生活:その本がどれだけ生活の役に立つかです。
業務:その本がどれだけビジネスの向上につながるかです。
特筆:評価項目以外で特に強調したい事柄です。

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斎藤一人の絶対成功する千回の法則 ( 著者: 斎藤一人 / 講談社 | 出版社: 講談社 )
書籍名:斎藤一人の絶対成功する千回の法則
著者名:斎藤 一人
出版社:講談社

感想:
斎藤一人さんを御存知ですか?こないだ発表になった長者番付にも載っていましたね。「スリムドカン」などを販売しているらしいですが・・・
まぁ,最近【金持ち父さん・・・】以来億万長者の成功の秘訣を本にしたものが流行っていますね。
その一環かと思って一応目を通してみたつもりでしたが,ちょっと他の方々と違うことも書いていたので皆さんにも紹介することにしました。
「世の中は常に良い方向へ向かっている」という論。
進歩とは必ず人類を幸福(いろいろ意味はあるでしょうが・・・)をしているという展開でしたが,人為を受け容れている面ではなかなか注目しました。
随所に「あの世」と出てきます。後半は何となく宗教臭が漂っていましたが,総じて刮目すべき論が多かったのが感想です。
この方結構本を書いているみたいです。興味のある方は他にも読んでみることをお薦めします。

総合:  78/100
知識:  ★★★★★
教養:  ★★★☆☆
生活:  ★★☆☆☆
業務:  ★★★★★
特筆:  会社員としての心構えというよりは経営者向きでしょうか
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3位 [初出] 博士の愛した数式 / 小川洋子(新潮社・¥1500(税込¥1575)・2003/08刊)
書籍名:博士の愛した数式
著者名:小川 洋子
出版社:新潮社

感想:
この本は「書店が選ぶベスト本1位」になっているものです。
タイトルがタイトルだけに,呆れるくらい数式が散りばめられた小説ですが,なるほどと思わせるものが多く数学アレルギーでも大丈夫そうです。数学の力UPにはつながらないでしょうが・・・
80分しか記憶を保てない数学者と,家政婦と家政婦の息子。この3人を中心とした物語ですが,全くと言っていいほど固有名詞が出てこないことに感動さえしてしまいました。
数学者にとって何が幸せだったのだろう?
という思いが残りましたが,結局それは”数の美”に触れ,そこに浸ることだったのかもしれませんね。
小説のキーワードは「28」です。
皆さん,その意味が解りますか?
私は書店ではありませんが必奨の本です。

総合:  98/100
知識:  ★★★★★
教養:  ★★★☆☆
生活:  ★★☆☆☆
業務:  ☆☆☆☆☆
特筆:  幸福の形は各人それぞれですね
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アレクサンドロス大王 その戦略と戦術 ( 著者: パーサ・ボース / 鈴木主税 | 出版社: ホーム社(...
書籍名:アレクサンドロス大王~その戦略と戦術~
著者名:バーサ・ボース 著/鈴木主税,東郷えりか 訳
出版社:ホーム社

感想:
私が最も最近に読んだ本の一冊です。
初め書店で手にとってパラパラめくった時は「歴史系の一冊だろう」という認識でしかなかったのですが,購入して実際読み進めていくとビジネス書であることが判りました。
2300年前のアレクサンドロス大王の戦いと,現在の大企業(米国企業だけですが・・・)のCEO達の選択を絡めて記述されており,単なる歴史系ハードカバーを超えた「使える一冊」です。勉強になりました。
なお,アレクサンドロス大王の偉業についても事細かに記されているので,歴史的にも初めて知った事実がかなりありました。
【大国の興亡】以来の衝撃の書でした(少なくとも私には)。

総合:  96/100
知識:  ★★★★★
教養:  ★★★☆☆
生活:  ☆☆☆☆☆
業務:  ★★★★★
特筆:  ビジネス書としても有効です。
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あらすじで読む世界の名著(no.1) ( 著者: 小川義男 | 出版社: 樂書舘/中経出版 )

あらすじで読む世界の名著(no.2) ( 著者: 小川義男 | 出版社: 樂書舘/中経出版 )

世界の名著がすじがきでわかる 読んでおきたいベスト26 ( 著者: 三浦朱門 | 出版社: あ・うん )

子どもに読ませたい世界の名著 あらすじで読むベスト26 ( 著者: 三浦朱門 | 出版社: あ・うん )
書籍名:あらすじで読む世界の名著
著者名:三浦 朱門 著
出版社:あ・うん

感想:
高校生のために副教材として,高校の国語教師達があらすじで読む名著というようなものを作ったことを結構前に新聞か何かで目にしました。
それから幾歳月・・・
たまたまこの本を見つけ,早速読んでしまいました。
「世界の名著」というものの中には,とてつもなく長いものが往々にしてあります。ほんの入り口で挫折してしまって「結局あの本には何が書いてあったのだろう・・・」と後悔すること頻り。
しかし,こういう要約本がもっといっぱい出回れば,読書人口も何%かは必ず増える!と思いますがね・・・
【あらすじで読む世界の名著】には四種類があるので,今回一気に四冊とも紹介することにしました。
世界の叡智に触れる夜。
そういう夜を皆さんも是非お過ごしください。

総合:  98/100
知識:  ★★★★★
教養:  ★★★★☆
生活:  ★★★☆☆
業務:  ★☆☆☆☆
特筆:  名作は決して古びたりしない,というのを実感しました。
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